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ビール暗号を解いて富豪になろう

   

ビールを飲みながらビール暗号を解いてあなたも富豪になりませんか?
こんにちはししまるです。

 

ビール暗号ってなんぞ?という方に概略を説明しますと。

1885年にアメリカの小冊子で紹介された暗号文であり、その暗号文は3つのパートに分かれており、それぞれ財宝の場所、財宝の内容、財宝の受取人が記されているのですが、この暗号が世に知られて100年以上経った今も財宝の内容以外の部分が解読されていません。恐らくこの先も解読されることのない暗号のひとつだとも言われています(理由は後述)。

受取人には興味ないのですが、もし場所が解読されたら財宝が出てくるかもしれないってのは夢があっていいですね〜。

 

ビール暗号が作成されるに至る経緯

 

1820年アメリカ・ヴァージニア州にあるワシントンホテルに一人の男がやってきます。彼の名前はトマス・J・ビール。

ビールはこのホテルで数か月過ごしたのち、姿を消します。

その2年後、ビールは再びワシントンホテルに姿を見せました。
この時、ホテルのオーナーであるロバート・モリスと仲良くなり、「非常に重要な書類」であることを告げてモリスに鍵のかかった箱を預けて、再び姿を消します。その後モリスは箱をしまったまま存在を忘れるのですが、後日ビールから手紙が届きます。そこにはこう記されていました。


「その箱には商売に関する重要な書類が入っている。大事にしまっておいて欲しいが、もしも私、もしくは私の仲間が一人も戻ってこなかったら、この手紙の日付から10年後にその箱を壊し中を見てほしい。箱の中にはあなた宛ての手紙が数枚入っているが、それだけでは文書を読むことはできない。解読の手掛かりになる文書を知人に預けている。そしてその文書は1832年6月以降にあなたの元に届ける手はずになっている。」

 

その後、ついにビールは姿を現すことはありませんでした。
そして解読の手掛かりになる文書が届くこともなく、それからさらに13年の月日が流れたある日モリスはついに箱を開けます。つまり、ビールから手紙が届いて実に23年の時が過ぎているんですね。

 

 

モリス氏ちょいちょい箱のこと忘れてるな・・・

 

箱の中にモリス宛に書かれたものと3枚の暗号書が入っており、モリス宛の手紙にはこう書かれてありました。

・仲間と大量の金・銀を発掘したこと。
・その金・銀をある場所へ隠していること。
・財宝を隠すに当り信頼できる人物を探していたこと。
・3枚の暗号書を解読したら全て明らかになること。

 

手掛かりになる文書が届いていないためモリスは独力で暗号の解読に取り掛かりますが、結局暗号の素人であるモリスに解読できるはずもなく、ある匿名の男性に助けを求めます。この匿名男性の身元は最後まで明らかになっていないため、この後は便宜上Aとします。

Aは暗号書に書かれている数字と何らかの文書をすり合わせることによって、暗号が解読できるのではないかと考え、試行錯誤の結果「アメリカ独立宣言書」を使用し2枚目の文書である財宝の内容について書かれた暗号の解読に成功します。

少し話は逸れますが、「アメリカ独立宣言書」の著者の一人がロバート・モリスという名前なのです。著者の方のモリス氏が亡くなった日付を調べると同姓同名の別人であることははっきりしているのですが、何か不思議な因縁ですね。
話を戻します。
しかし、Aは他の2枚の文書を解読することはできず、1885年にこの暗号書を入手した経緯と暗号書を記載した小冊子を発行し、世に広く知られることとなりました。

 

この暗号は世界中のコードブレカーのみならずトレジャーハンターの興味も惹きつけ、1985年にフロリダ沖で、4.5億ドルの財宝を沈没したスペイン船からサルベージしたメル・フィッシャー他著名なハンターがこぞって挑んできました。

 

しかし100年が過ぎた今も解読、発見には至っていません。
現在では、この暗号は解読不能であるとの結論が主流となりつつあります。

 

 

なぜ解読できないのか

 

 

理由1

 

ビールが知人に託した解読の鍵となる文書がすでに存在していない

2枚目の暗号書についてはアメリカ独立宣言書で解くことができたが、3枚ともこういった広く出回っている文書とすり合わせることで解読できるのであれば、ビールが知人に預けたという文書とは何だったのか。つまり、未解読の残り2枚の文書に関しては、ビールが自分で作成したオリジナルの文書とすり合わせないと解読できない可能性も十分考えられ、そのオリジナル文書を紛失しているため解読不能であるという説。

 

理由2

 

Aが暗号そのものを改ざんして公表した

Aが小冊子として発行する際に、こう考えても不思議ではない。
そもそも、ビールから暗号解読の鍵を受け取ってモリスに渡していない知人なる人物が存在しており、暗号書をすべて見ることによって知人、又はそれを受け継いだ者にだけは解読できてしまうため、それを防ぐためにあえて改ざんしたという説。
もしくは、誰かが解けそうになった時に、最後は本物を持っているAに頼らざるを得ず、山分けするために改ざんしたという説。

 

理由3

 

財宝はすでに見つかっている

 

手紙に書かれている財宝が本当であれば、桁違いの金額であるため、すでに政府機関が豊富な知識で解読し回収済みだとする説。

 

その他の理由として、最初から暗号自体がなかったでっち上げ説等もあり、なかなか興味深い未解読の暗号のお話です。

 

いかがでしたでしょうか?

この暗号は、解読不能という考えが主流になったためか最近は目にする機会がめっきり減ったように感じています。

 

ししまるの考察ですが、ここまで盛り上げておいてなんですが「でっち上げ説」を押します。
恐らくA氏がお金儲けのために小説感覚で冊子を書いたのではないかと考えます。
まず、解読された部分が財宝の内容だけってのが怪しいんです。しかもここだけはA氏によって簡単に解読されました。A氏の作り話だとすると場所と受取人は解けないようになっているはずでスッキリします。

本当にビール暗号が存在するとした場合、ビール氏が手紙に記した、「もし私が戻らなかったら」っていうのは自分が死んだらって意味だと思うのですが、そうなると「私の死後、暗号書に記した者に財産を渡したい」っていう解釈が自然です。

が、果たして莫大な財産を相続する気はあるのに、受取人、場所、内容を解けるかどうか分からない暗号に変換して、さらに何のメリットもない第三者に暗号解読を依頼するでしょうか?
事実、モリス氏は長年に渡り箱の存在を忘れており、しかも暗号が解読できずに相続できていないわけでして。

仮に全て解読できたとしても、モリス氏が本当に受取人にきちんと渡してくれるとも限りませんし、そこまで信用できる人物ならば手紙に全てを直接書き記した上で「10年間戻らなかったら箱を開けて、中にある手紙を読み、書かれている相続人に連絡して、書かれている通りの財産を渡してくれ」とするのではないでしょうか。

また、暗号書で財産の在りかを発見させることに関しては100歩譲ってあったとしても、せめてその暗号書は財産の受取人に渡すんじゃないかとも思います。モリス氏が受取人の可能性もありますがその場合、仲間と採掘した金・銀をなぜビール氏が宿泊したホテルで偶然会っただけのモリス氏を受取人に?という風にどう転んでも腑に落ちないことが多すぎるんですね。

 

とにもかくにもししまるはこういう話は大好きなのですが、この暗号だけはロマンよりも先に、ビールが飲みたくなってしまいます・・・

 

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